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将国のアルタイル(1)

2017.01.15 (Sun)

まとめ買いして、一巻目で公開しっぱなしの『将国のアルタイル』です。表紙はとても良いのに、なぜ中身がここまで雑な出来なのだろうと思わされる作品でした。

舞台はトルコ、ペルシアに似た世界でしょうか。デザイン力はこれでもかと言わんばかりに感じさせられます。こういうデザイン力で言ったら、神村幸子以来の逸材です。

とはいえ、絵では言いたい事だらけです。

この作者の方は、1方向から捉えるカメラ感しか持ち合わせていない為、アクションシーンや見栄のシーンが淡白になってしまうようです。これは漫画家としては致命的と感じざる得ません。恐らくアクションシーンには苦手意識があるようで、Aで事の起こり⇒Bへ場面移動、会話など⇒Aの現場に戻って、決着済みという見せ方に流れています。この演出は効果的に使うなら問題ないのですが、いまひとつ説明のつかない使い方も多々。間のやり取りがないと、心境の揺れや伏線も散らばせにくいでしょう。

お話として見た時……これはこれで理解に苦しむ部分も多いもの。主人公は最初から将軍にする意味があったのでしょうか?上げて落とす所から始めるストーリーは嫌いではないのですが、その場合上にいる理由や資質が見えるべき。この主人公は将軍になる器では現時点ではありません。ゼヘルの足許にも及ばないにも程があります。
ここは単純な成長物語にしても良かったのでしょう。

将軍を暗躍させるという設定自体は魅力的なのです。軍は率いない軍記物というのは面白い発想です。ただ、暗躍をさせる立場にするなら、そういう背景を与えてやれても良かったのに。主人公が将軍である利点は演劇の題材になれるぐらい……でも、ここは上手く転化できるはず。

まだ7巻ぐらいまでしか読んでませんので、段々面白くなることを期待しています。少なくとも今は残念すぎる状態なので、せめてアニメで良い感じで料理してもらえる事を期待しておきます。デザイン良いのに……着眼点良いのに……今のところ惜しい作品でした。

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